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慣れれば簡単ですが、初めてだと困難なプロジェクト作成からデバック接続までを説明します。
CS+ for CCを起動して、 「ファイル(F)」⇒「新規作成(N)」⇒「新しいプロジェクトを作成(N)...」を選択します。
R7F125FML4AFBを使います。
「マイクロコントローラ(T)」は、RL78を選択します。
「使用するマイクロコントローラ(M)」は、「RL78/F25 (ROM:512MB)」を選択し、「R7F125FML4xFB(80pin)」を選択します。
作成するソフトの「プロジェクト名(N)を設定します。半角英数字を使うことができます。
適当な名前を入力したら、一番下にある「作成(C)」ボタンを押します。
プロジェクトのファイルが自動生成されているので、少し待ちます。
空のプロジェクトが生成されました。
初期設定を行うため、「スマート・コンフィグレータ(設計ツール)」をダブルクリックして開きます。
今まではコード生成というCS+上の機能でしたが、別のソフトという位置づけになりました。
なんでこんなメンドクサイ仕様に改悪するのかな?ルネサスさん。
スマート・コンフィグレータが起動するので待ちます。
これが結構待たされます。CS+ for CCのサクサク動かせる軽量感が台無しです。
初期画面です。
「システム」タブをクリックして、システム設定を開きます。
「オンチップ・デバッグ動作設定」は、「エミュレータを使う」に設定します。
「エミュレータ設定」は、「E2 Lite」を選択します。
システム設定を下にスクロールさせると「セキュリティID設定」があるので、
「セキュリティIDを設定する」のチェックを外します。
「端子」タブをクリックして、端子設定を開きます。
「オンチップ・デバッグ」を開いて、TOOL0の使用するにチェックが入っていることを確認します。
「リセット機能」を開いて、RESETの使用するにチェックが入っていることを確認します。
設定が完了したら、「コードの生成」をクリックします。
リンカオプション変更の確認のダイアログが出るので、OKボタンを押します。
完了したら、スマート・コンフィグレータを閉じます。
ファイルに生成したコードが追加されました。
デバッガの選択設定をします。
「デバッグ(D)」⇒「使用するデバッグ・ツール(L)」を選択し、「RL78 E2 Lite(E)」を選択します。
初期状態ではRL78 シミュレータ(S)が選択されているはずです。これは、マイコンを接続しなくても、ソフト上でソースコードのデバッグができるツールです。しかしマイコンの周辺回路まではシミュレーションできないため、実際にマイコンを使ってデバッグすることが大切です。
それでは、マイコンとデバッグ接続をしてみましょう。
前準備として、E2 LiteとパソコンをUSB接続し、E2Liteとマイコンボードをフラットケーブルで接続し、マイコンボードに電源電圧を供給しておきます。
「デバッグ(D)」⇒「ビルド&デバッグ・ツールへダウンロード(B)」を選択します。
ビルドは、空のプロジェクトをそのまま使用するので、コーディングエラー等なく正常に完了します。
デバッガの初期動作、マイコンとの通信などが行われますので、 しばらく待ちます。
正常にマイコンとの通信が行われデバッグ動作ができるようになると、
main()関数のところでブレークポイントが設定されているため、
黄色いアンダーラインが表示されて停止した状態になります。
今回は空のプロジェクトですので、このまま終了させます。
デバッグの終了は、
「デバッグ(D)」⇒「デバッグ・ツールから切断(N)」を選択します。
以上でデバッグをする環境が整いました。
それでは次回からは、実際にマイコンを動かしてみます。
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