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No.0039 2021.8.15




ルネサス RA4W1 (9) FSPでウォッチドッグタイマーを使ってみる





今回のソースファイル: hal_entry.c のみ (3.92 KB)


□ 1.FSPでウォッチドッグ

前回の 「 No.0034 ルネサス RA4W1マイコン 初心者(4) ウォッチドッグタイマーを使って簡単なデバッグ 」 では直接レジスタを指定して制御しました。

しかしルネサスとしては、レジスタを直接制御しないでFSPを使用して開発して欲しいようです。今回はFSPを使用してウォッチドッグを使ってみます。


□ 2.FSPでウォッチドッグをしてみる

前回のレポートで作成したデジタル入出力と一緒に書かれている、ウォッチドッグの処理を置き換えます。
今回は以下のようにソースコードを変更しました。
灰色が変更前の元の部分、薄いピンク色が変更した部分です。





@ ウォッチドッグの設定

プロジェクトエクスプローラーに表示されているconfiguration.xmlをダブルクリックして、FSP Configurationを開きます。




[Stacks]タブを開き、[New Stack]をクリックして、[Driver] - [Monitoring] - [Watchdog Driver on r_wdt] を選択して追加します。




[Watchdog Driver on r_wdt] のプロパティを開き、元の設定値と同じとなるように以下の項目を変更します。

 [Timeout]  4,096 Cycles
 [Clock Division Ratio]  PCLK/512

設定完了後は、必ず [Generate Project Content] をクリックして、ソースコードを生成・反映させます。




A ウォッチドッグタイマーの有効化

FSPの R_WDT_Open 関数 を使用します。
各引数は、上のほうで勝手に定義されているのでそのまま使います。
関数を呼び出すと、ウォッチドッグが有効になります。


B タイマーのリフレッシュ

FSPの R_WDT_Refresh 関数 を使用します。
各引数は、上のほうで勝手に定義されているのでそのまま使います。
関数を呼び出すと、ウォッチドッグタイマーのカウント値がリセットされます。
ソースコード中のR_WDT_Refresh 関数の呼び出し部分をコメントアウトすると、リセットが発生することでウォッチドッグタイマーの動きが理解できると思います。






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