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No.5095 2026.3.3




コスパ最強の LGA2011 Xeon デュアルマザーボードを入手してみた








□1.怪しいXeon用マザーボード

海外通販サイトを巡回していたところ、不思議なXeon用マザーボードを発見しました。
メモリがDDR3対応なのに、Xeon E5-26xx V3 対応という仕様です。
DDR3対応はV2 (Ivy Bridge-EP) までで、V3 (Haswell-EP) 以降はDDR4対応のはずです。
チップセットは C612 のようですので、やはりDDR4対応のはずです。

2025年末からのメモリ価格暴騰ですが、DDR3の中古価格は影響を受けずに低値で安定してます。
色々と面白そうなので、購入してみました。「X99 DDR3」で検索すると出てきます。

詳しく調べてみたところ、正式には以下のCPUのみのサポートとなり、DDR3専用のようです。
中国向けに販売された物のようで、intelのサイトで調べても仕様が出てきません。

Xeon E5 2629 V3  8Core 16thread 2.4GHz (3.2GHz) 85W
Xeon E5 2649 V3  10Core 20thread 2.3GHz (3.0GHz) 105W
Xeon E5 2669 V3  12Core 24thread 2.3GHz (3.1GHz) 120W
Xeon E5 2666 V3  10Core 20thread 2.9GHz (3.5GHz) 135W
Xeon E5 2673 V3  12Core 24thread 2.4GHz (3.1GHz) 105W
Xeon E5 2676 V3  12Core 24thread 2.4GHz (3.0GHz) 120W
Xeon E5 2678 V3  12Core 24thread 2.5GHz (3.3GHz) 120W
Xeon E5 2696 V3  18Core 36thread 2.3GHz (3.8GHz) 145W




□2.DDR3 Dual Xeon マザーボード

届いた商品です。外箱は多少潰れていますが、基板が破損するようなレベルの穴や潰れはありませんでした。
付属品はバックプレートとSATAケーブルのみです




開封した状態です。ゲーミング用マザーボードのようなデザインです。




ネジ穴の寸法は、実測でおおよそ以下の通りです。単位はmmです。E-ATXに対応しているようです。






背面です。部品の実装は無く、シンプルです。




メモリスロットです。確かにDDR3です。




CPUソケットのカバーです。確かにLGA2011-3と刻印されています。




PCI Express は、x16が3つ、x1が2つと高価格帯のゲーミング用のような豪華な仕様です。




マザーボード上に電源SWとリセットSW、ブザーが実装されています。
後述しますが、もちろん筐体ケースの電源SWやLEDと接続するソケットも別にあります。
この辺りも高価格帯のゲーミング用のような仕様です。




SATAは、10ソケットもあります。




ダイアグコード表示用の7セグLEDが搭載されています。
その下には、USB用のコネクタが3つ、左側のJ_COM1はCOMポート(RS-232C)のコネクタです。




FP_USB1コネクタ、20ピンのピンアサインです。




スーパーIOには、nuvoTon NCT5532Dが搭載されています。
下にあるUTC 75232Cは、RS-232C用のドライバICです。NCT5532DとUART接続されているようです。




CPU用の電源ICには、uPI SEMI uP1649Q というICが使われています。4フェーズ対応のようです。




7セグの横にあるのが akom AK2001-G で、7セグ用のドライバのようです。




オーディオチップには、Realtek ALC897が搭載されています。
完全にゲーミング用ですね。




オーディオは筐体ケース用の外部端子も実装されています。
サーバー用マザーボードではあり得ない仕様です。




YYD-TEK S24202 は、Ethernet(LAN)用のアイソレーター(絶縁IC)です。




LANチップにはRealtek 8111H が2ポート分搭載されています。




CPUファン2個は4pin、その他のケースファンは3pin仕様です。
フロントパネル用のLED、電源SW、リセットSWのコネクタもあります。




では、CPUを取り付けましょう。
4隅のネジを外し、樹脂製の黒いヒートシンクの取り付け用ガイドを外します。




両側のレバーを外して上蓋を開きます。




CPUをソケットにはめ込み、黒いカバーを外し、上蓋を降ろしてレバーをはめ込みます。




M.2スロットは、NVMe対応です。2スロットあります。
サーバー用マザーボードでも、NVMeはOS用として広く普及しているようです。




Xeon V3のヒートスプレッダは長方形の形状をしているので、対応するヒートシンクも長方形です。
向きに注意して、面が合うように取り付けます。




メモリは、DDR3 ECCに対応しています。スロットは8つ搭載されています。
今回はECC 8GBを8枚搭載します。真偽不明ですが Registered も使用できるようです。




こんな感じで搭載しました。
ケースに入れてしまうと真っ暗になってしまうので、 剥き出した状態で撮影しています。




CPUファンのケーブルは、忘れずに挿しましょう。
電源コネクタは24pin ATX仕様です。
その他に8pin 12Vのマザーボード用補助電源コネクタが2つ必要です。
グラフィックボード用の8pinコネクタは使用できないので注意しましょう。
使用するATX電源のマザーボード用8pin 12Vコネクタが1つしかない場合は、分岐ケーブルが別途必要です。
600W以上の最近の電源であれば、分岐しても問題なく使用できます。




試しにDDR4用の普通のXeon E5 2670 V3を搭載してみましたが、コードb0で止まって起動できませんでした。
やはりDDR3専用のXeon E5 V3でないと動かないようです。今回は2678 V3を使用します。







□3.動作確認とベンチマーク

はい、あっさり起動しました。POSTで色々やっているようで、起動するまでに時間が掛かります。
一般的なマザーボードと同じように、DELキー長押しでBIOSメニューに入れます。
ただし早いタイミングでDELキーを長押しすると、7セグのコード表示の遷移が止まってしまい、起動しません。
メーカーは、MACHINIST という中国深センのベンチャーのようです。
型番は X99 MD8-3 です。
BIOSは 2024年10月と少し古めですが、新しいCPUも出てこないのでマイクロコード更新等は不要です。
メモリはキチンと64GB認識できています。




CPUは、Xeon E5 2678 V3 と認識できています。
マイクロコードは、306F2となっています。




TPM2.0非搭載のため、Windws11は標準でインストールできません。
Windows10をインストールして、回避策(サーバーモード)でWindws11にアップグレートしましょう。




ドライバは、WindowsUpdate のオプションの更新プログラムですべて入ります。




タスクマネージャーです。48スレッドのグラフは壮観です。




CPU-Zで確認です。
間違いなくHaswell-E/EP コアのようです。Ivy Bridgeのリマーク品ではなくて安心です。




チップセットも間違いなく C612のようです。




メモリは、、、DDR4?
これはどういうことでしょう?




SPDではキチンとDDR3として認識できているようです。
今は亡きELPIDAです。ELPIDAが生きていれば、今のメモリ暴騰はなかったでしょう。




最後にベンチマーク結果です。CPU-ZとCHINEBENCH R23の比較結果です。
Xeon E5-2678 V3 2CPUs と i5-14500 は実測値、R23におけるその他のCPUは表示されていた値を参照したものです。
マルチコア性能は14500に迫る勢いですが、シングル性能は14500の半分以下となっています。
ゲーミング用で使用する場合は、クロックの高い2666もしくは2696が良いのかもしれません。




最後に価格比較です。マザーボード以外は中古の実勢価格(2026年2月現在)です。マルチコア性能は14500に迫る勢いですが、価格は半分以下に収まります。DDR4の高値はしばらく続きそうですので、コスパは良さそうです。










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