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No.5044 2024.2.6




ミニPC Ryzen 5500Uの実力を検証してみる








□1.低消費電力、高性能

Ryzen 5 5500U は、Zen2コアで6コア/12スレッド、VEGAコアのGPUを内蔵、TDP15Wの低消費電力CPUです。 VEGAコアですので、Fluid Motion Video にも対応しています。今回はこのCPUが搭載されたミニPCを紹介します。

ミニPC AMD Ryzen 5 5500U (6C/12T 最大4.0GHz)、16GB DDR4 RAM 512GB SSD Graphics 7コア 1800MHz Windows 11 Pro対応/WiFi 6E /BT-5.2 /USB*4 /USB-C /2*HDMI  実売価格 35,000円程度






インタフェースは以下の通りです。HDMIでデュアルディスプレイ出力に対応します。





外観や寸法は以下の通りです。まあまあコンパクトですが、うまく設計すればもう1cmくらい薄くできる気がします。





消費電力は95Wと記載されていますが、TDP15WのCPUではあり得ないので、実際は30〜50Wくらいだと思われます。





中華製PCで怖いのはACアダプタの発火です。このミニPCでは、富士通LIFEBOOKのACアダプタが使用できます。
※メーカー保証は受けられません、自己責任で使用してください。





ADP-65JH ABZ(CP500581-01)は、定格で約65Wのため、5500Uであれば十分耐えられるでしょう。後述するCHINEBENCHや、3DMARKを動かしている状態でも、特にACアダプタが異常発熱することはありませんでした。





内部の状態です。残念ながらSATAの2.5インチHDD等を取り付けることはできません。NVMeは、ハーフサイズに1スロットの空きがあります。メモリはDDR4の2スロットが使用できます。





NVMeの下に、無線LAN+Bluetoothのボードが付いています。





ボタン電池は、ホルダータイプではなくケーブル接続になっています。接着剤のようなもので基板と接着されているため、交換が大変そうです。








□2.性能は?

まずはCPU-Zで状態を確認してみます。カタログ通りです。





GPUのRAMが512MBになっています。今どきのゲームを遊ぶには少なすぎます。





ベンチマーク結果です。
3DMARK2000、2001SEは、MMXエラーが出てしまい起動することができませんでした。
i5-14500+GeforceRTX4060と比べると、悲しくなるほどの低性能です。 グラフィック性能は、Radeon RX570と比べても半分から1/3程度と低い性能となってしまいました。ただし、CPUやPhysicsのスコアはi5 9400Fと同等の値が出ています。





CINEBENCH2024の測定結果です。i5-9400Fよりもわずかに良い値が出ています。
CPUの性能はi5-9400Fと同等であることが分かります。





ブルプロの測定結果は、スコアが3014、判定は動作困難でした。
これではゲーミングPCとは呼べません。








□3.GPUのRAM容量増加とブルプロの可能性

DDR4のメモリは、16GBを2枚挿しています。
GPUに4GB割り当てて、CPUに残りの28GB割り当てるようにしてみます。

設定変更は、BIOSから行います。

@ 「Advanced」タブの「AMD CBS」を選択
A 「NBIO Common Options」を選択
B 「GFX Configuration」を選択
C 「iGPU Configuration」を、AutoからUMA_SPECIFIEDへ変更
D 「UMA Frame buffer Size」という項目が出るので、4Gへ変更



「Advanced」タブの「AMD CBS」を選択



「NBIO Common Options」を選択



「GFX Configuration」を選択



「iGPU Configuration」を、AutoからUMA_SPECIFIEDへ変更



「UMA Frame buffer Size」という項目が出るので、4Gへ変更







CPU-Z等で確認し、メモリが4GBになっていれば成功です。





ブルプロベンチで測定したところ、3014から3319へと10%ほどスコアが上昇しました。 しかしまだ動作困難という判定です。





仕方がないので、グラフィック設定を最高画質から中画質へ変更してみます。 中画質でも、PS4よりは絵が綺麗な感じです。





測定結果は、3319から4667へと40%ほどスコアが上昇しました。
動作困難から設定変更が必要(Poor)という判定になりました。
画質を落とせば遊べるレベルになりそうです。





思い切って低画質にしてみます。低画質でも、PS3における一番綺麗な3Dゲームよりも良い感じです。
測定結果は、4667から8347へと78%ほどスコアが上昇しました。
設定変更が必要(Poor)から快適(Good)という判定になりました。
低画質を基準にして、アンチエイリアス系を効かせるように画質をうまく調整すれば快適で奇麗な絵が見れるでしょう。





という感じで、GeforceRTX4060 のようなゲーミングPCには太刀打ちできません。Radeon RX570のような、2024年1月現在において中古5000円で買えるグラボよりも性能が劣ります。しかし圧倒的な低消費電力の割にはPS4並みの画質で遊ぶことができそう、が結論です。








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