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No.5028 2021.6.27




ダイソー vs セリア 100円 SDカードリーダー 比較 2021





ダイソーとセリアのSDカードリーダーについて比較してみました。
結論からいうと、どちらが良いかではなく、何をどう使いたいかで決まります。


□1.機能比較

今回比較するのは、この2台です。 白いパッケージがセリア、紫のパッケージがダイソーです。 ダイソーの大きくて目立つパッケージは万引き対策でしょうか?




外観です。上がセリア、下がダイソーです。ダイソーはOTG対応で、Micro-BのUSBコネクタが付いている分だけ長いです。




機能比較です。
両方ともUSB2.0、SDカードとMicroSDに対応しています。セリアの機能としてメモリースティックに対応しています。 ダイソーの機能として、OTG対応(Micro-B)、アクセスLED実装があります。




□2.性能比較

SanDisk製 MicroSD 64GBを使用して、Read/Writeの性能を測定してみました。
n=1での測定結果ですので、個体差は考慮していません。
ダイソー品について、CrystalDiskMarkの結果です。




セリア品について、CrystalDiskMarkの結果です。




両社の比較結果です。
SDカードの写真や動画ファイルを読み込む場合は、ランダムアクセスではないのでSEQ1MQ8T1が性能値です。
Readはダイソーのほうが1割以上高いので、読み込み専用で使用するのであればダイソーのほうが良いでしょう。
逆に書き込みであればセリアですが、5%以下の差ですので体感的にはあまり変わらないと思います。1GBのデータを書き込むとすると、3秒しか違いません。




□3.セリア品の解析

SDカードとメモリーステックのスロット口です。




MicroSDとメモリーステックM2のスロット口です。




USBコネクタに樹脂のゴミが付いていました。樹脂成型で型に流し込んだときに残ったものだと思います。 ゴミは取ってから使いましょう。




分解は、まずUSBのハウジングの金属部分を抜きます。USBコネクタが単独で基板に実装されているものではありません。




ケースは爪ではなく、プラモデルのように凹凸構造です。




バラバラにした状態です。食玩のプラモデルといった感じの質感です。




基板です。黒丸樹脂埋めです。 切られたウェハーを直接基板にボンディングすることでICの後工程が省略できるため安くなるのでしょうが、どの程度安くなるのでしょうか?
カードのコネクタは専用設計品でしょうか?一体構造になっています。何百万台作るんでしょうか?




黒丸樹脂埋め部分はUSBコネクタの中にあるのですが、USB端子の台座部分にうまく収まるように設計されています。




基板裏面です。こちらもカードのコネクタは一体構造になっています。




制御チップのハードウェアIDですが、VendorIDは1908、ProductIDは0226でした。GEMBIRDというオランダの会社のようです。





□3.ダイソー品の解析

SDカードとMicroSDのスロット口です。




分解は、まずUSBのハウジングの金属部分を抜きます。USBコネクタが単独で基板に実装されているものではありません。




ケースを開けた状態です。




ケースは爪ではなく、プラモデルのように凹凸構造です。




基板です。セリアと同じで黒丸樹脂埋めです。




基板裏面です。部品点数が少ないので、特に気になる点もありません。




制御チップのハードウェアIDですが、VendorIDは14CD、ProductIDは1212でした。SuperTopという中国深センの会社のようです。




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