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No.3015 2021.11.21




ヤマハ サウンドバー SR-B20AB を買ってみた





□1.製品レビュー

「ああ、なるほど。これが高級音響メーカーの音か。」
というようなクリアな音質です。
低音から高音まで、こもった感じが一切なく聞こえます。お値段以上の性能です。

ハイセンス 32A45G/32A40G 液晶テレビは音が安っぽく、話している声が少し聞き取りにくいという問題がありました。そこでソニー製のサウンドバー HT-S100F を買ってみたのですが、余計に人の声が聞きずらくなってしまいました。迫力のある重低音はありますが全体的にこもったような音で少し残念な気分でした。 そこで「クリアボイス」がウリの本品を購入してみたのですが、ホントにハッキリクッキリとした音で、自然な感覚で聞き取りやすくなりました。HT-S100F で気になっていたこもった感じが一切なく、低音から高音まで分解能が上がったような感じです。価格はHT-S100Fの2倍ですが、少し無理をしてでもこちらを買うことをお勧めします。



【メーカー公式:ヤマハ SR-B20AB 製品情報】
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/sound_bar/sr-b20a/index.html





□2.外観

平べったく少し大きい感じです。テレビの周りが狭い場合、置き場所に困るかもしれません。




網目の部分は布です。猫を飼っていたら破られてしまうでしょう。
使用しているときは、この部分の各アイコンが白く光ります。




ウーファー用の空気穴です。左右にあります。




リモコンです。比較用に東芝レグザのリモコンとソニーHT-S100Fのリモコンを並べています。




平べったくて大きいので、意外と場所を取ります。




裏面です。




ミッドレンジとウーファーのスピーカーは上を向いている構造ですが、 壁に掛けると横を向くようになります。壁を掛ける穴は、しっかりとした作りになってます。




背面には大きなゴム足が付いています。




インタフェース部分です。HDMIはARC対応で、テレビ用のスピーカーとして使用できます。




ラベルです。ヤマハのラベルはかっこいいですね。
本品はベトナム製のようです。








□3.内部

では、内部チェックをしましょう。 蓋を開けた状態です。




スピーカーです。ウーファー、ミッドレンジ、ツィーターそれぞれ一般的な形状のスピーカーです。 ウーファー、ミッドレンジは上面を向き、ツィーターは横を向いています。




ウーファーの拡大写真です。SR-B20A用に作られたのでしょうか?
型番は、VAS75LP377SEZ と記載されています。6Ω 15Wのようです。




真ん中がミッドレンジです。
型番は、VAS55FP378SEZ と記載されています。6Ω 6Wのようです。




ツィーターです。 型番は、VAS20HK379SEZ と記載されています。6Ω 12Wのようです。




ケースはプラスチックですが、剛性を高めるためにハニカム形状となっています。
面に対してハニカム形状を加えるのはパイオニアの特許だと思ってましたが、異なるのでしょうか? 特許が切れたとか、パイオニアはプレス成型なので特許を回避している等でしょうか?




スピーカーと留めているネジの締め付けトルクがすべて少し弱かったので、1/12(約30°)程度で増し締めしたところ、音の出力がよりハッキリするようになりました。ケースをデッドニングすれば、より良い音になるのかな?と思います。




基板です。左から電源基板、オーディオ基板、デジタル回路基板となっています。




電源基板です。左上側で整流して、トランス前で降圧スイッチングして、右下のコンデンサで平滑化していると思います。普通の電源回路です。




電源基板裏面です。




ヤマハ製品も、火災事故対策がキチンとされています。 家電オーディオ業界では常識なのでしょうか? 家電でも製品によっては、どのメーカーでもこういった対策が入っていないのもあるんですよね。




面白いと思ったのがこれ。ICの1ピンが付いておらず、対応する位置のパッドパターンがえぐれています。 ここまでするかと、驚きました。でもやらないと信頼性に懸念があるんでしょうね。ヤマハの本気が感じられます。




オーディオ基板です。 電源から最短の距離でアンプに供給され、スピーカーが動かせる設計になっています。 左右均等となるようなレイアウト構造です。ソニーのHT-S100F は疑問だらけでしたが、やはりこういう設計思想が正当ですよね。




安定化のパスコンには、Aconというメーカーの物が使われています。中国か台湾のメーカーでしょうか?




パワーアンプには、テキサス製TPA3116D2 というものが使用されています。 2ch×50W、4Ωに対応するようです。仕様書にもヒートシンクを付けろと記載されているので、 発熱がすごそうですね。




熱を逃すためでしょうか、大きなスルーホールが沢山ついています。 アンプのデータシートを読むまでは、基板の歪みを抑えるためかな?と思いましたが、そうではないようです。 ちなみにテレビの音声を普通の音量で聴いている分には、本体からの発熱はまったく感じません。




降圧コンバーターです。ESMT EML3193B という物が使用されています。




分かりやすいところにヒューズ抵抗が付いています。安全に気を使っている製品だと思います。




オーディオ基板裏面です。




面白いと思ったのが、このインダクタチップ。 こんな細長いのがあるんですね。




唯一ちょっと残念に感じたのが、このハンダ処理。GND容量が大きすぎて、熱が入らなかったのでしょうか。 クラックは入らないと思いますが。




電源スイッチ?としてロームのRS1E260ATというPch FETが使用されています。テスターで追ったわけではありませんが、 マイコンからの制御で、隣のトランジスタを動かしてこのFETを動かしてるのだと思います。これも安全対策でしょうね。




TP間にマジックで線が引いてあります。この間をチェックしろということでしょうか。こういった量産のアナログ的な要素も和みますね。




デジタル基板です。左側真ん中がDAコンバーター、その右側がDSP、真ん中上がBluetooth、右上がメインマイコン、右下がHDMIです。




Bluetoothには、Anam Electronics という韓国メーカーのF1DQ3007というモジュールが使用されています。




おお、なんとまさかの CIRRUS LOGIC。まだ倒産しないで存在してたんですね。 今はAMDかnVIDIAの2択ですが、Windows95の頃はMatroxかS3、そしてこのCIRRUS LOGICだったんですよね。 続く会社、消える会社というものには、傾向がある気がします。 DAコンバータ(DAC)には、この会社のCS4350-CZZというチップが使用されています。 24bit、サンプリングレート192kHz、2chのオーディオ用です。




メインマイコンです。STマイクロのSTM32F401RC というArm Cortex-M4 のチップが使用されています。 フラッシュサイズ384KB、RAM:96KB のようです。 2chのI2Sが使えるようなのでオーディオ用途ですかね。




DSPです。Qualcomm(旧CSR)のCSRA67165というチップが使用されています。

Qualcomm CSRA67xxxシリーズ 概要(PDF)




HDMIトランスミッターです。SEMICONN EP9511AというHDMI Audio用のARC/eARC対応 チップが使用されています。




デジタル基板裏面です。




マイコンとDSP間の配線が曲線です。I2Sかな?と思ったのですが、2本しかないのでよく分かりません。 微妙に等長でない気がしますが、目の錯覚ですかね?




DSP裏側の放熱対策だと思いますが、はんだの載り方が面白かったので挙げてみました。 シマシマになにか意味があるんですかね?
あ、まさか少しでも表面積を増やすための策ですかね?




同じく気になったのが、ここのリード部分。HDMIコネクタのシールドがGNDに付いています。 綺麗にランドの端がドーナツ状で空いてるんですよね。 ベタGNDに短時間で安定的にはんだを載せる技術でしょうか。



という感じでヤマハの凄さ、特に安全意識について高いことが分かる内容でした。


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