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No.2503 2020.10.5




BMW E46 ロッキングバルブ交換、エアポンプフィルタ交換






□ 1.E46の二次空気導入装置

二次空気導入装置とは、エンジン始動直後で排気ガスの燃料不完全燃焼成分(HC、COなど)が多い場合、 外気を強制的にエキゾーストに送り込み、排気ガスの成分を薄める機構です。 なんだその子供騙しみたいな機能は?と思うのかもしれませんが、そういう物です。

ロッキングバルブはエキゾーストへ送り込む空気をON/OFFさせるバルブです。 エンジンの吸気のバキューム圧で動作します。 エアポンプフィルタは、エキゾーストへ送り込む空気を電動エアポンプで強制的に送風します。 そのときに取り込む空気をろ過するのが、エアポンプフィルタの役割です。





□ 2.エアポンプフィルタ交換

下図の赤印がエアポンプです。内部にフィルタがあるのですが、フィルタ単品での品番は設定されていません。
このフィルタが詰まると、始動直後の二次空気導入機能が働いているときに空気量が足りなくなります。 するとラムダセンサは燃料が多いと誤判断し、燃料噴射量を抑えて空燃比が薄くなり、ノッキングの振動が大きくなったりします。





フィルタは、汎用品を加工して作成します。写真は、NTB製 UA-15、厚さ15mmのエアフィルタです。





フィルタを交換するために、エアポンプの上蓋を外します。3か所の爪でロックされています。



爪の勘合を外すときは、ネイルドライバーやミニプライバーなどの専用工具があると便利です。





古いフィルタを外した状態です。スポンジ屑等は掃除機等で取り除いておきます。




元のフィルタと同じように真ん中に穴を開けて、三日月上に切り取って取り付けます。




1枚では厚さが足りません。2枚重ねて使います。上側は三日月の直線部分を尖らせるように加工します。
上蓋を元に戻せば完了です。







□ 3.ロッキングバルブ交換

下図の赤印がロッキングバルブです。品番は、11727553063です。
3シリーズでは不具合を聞きませんが、5シリーズではこのバルブが固着し、開いたままになってアイドリングや加速不良を起こすようです。




まずはウォッシャータンクを外します。
ボルトを外します。




コネクタをブラケットごと外します。
ブラケットは爪でロックされています。




ここのコネクタも外します。




タンクを持ち上げてウォッシャーホースを外します。
外すと液が漏れ出てくるので接合部分が上になるようにタンクを置きます。
ホースは写真のように上に向けて仮置きします。




エアポンプと繋がるホースを外します。
ホースバンドを外してもホースは固着しているので、ウォーターホースプライヤーで動くようにして外します。




ロッキングバルブを固定している2か所のナットを外します。
するとバルブが外れます。




新旧比較です。バルブの固着はないようです。



社外品ですが、ガスケットは紙からメタルへ変更されています。




取り付けるときは、ガスケットの残骸や汚れがないように綺麗に清掃しておきます。




取り付けた状態です。バキュームホースを取り付ける位置が異なっていますが、問題なく取り付けられます。




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