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No.2577 2025.8.12
BMW E46 リアコントロールアーム ナックル側 上部ボールジョイント交換
□ 1.専用工具が必要
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アームとジョイントするボールジョイントです。
ナックル下側はゴムブッシュですが、上部はボールジョイント構造になっています。
今回はこの部品を交換してみます。
品番は、33306852895です。
ちなみに結果はボールジョイントが緩くなっていましたが、新品に交換してみても効果はありませんでした。
ちなみに交換には専用工具が必要です。Amazon等で売っているE46用、6000円程度のブッシュプーラーでOKです。
ジャッキアップしてタイヤを外します。ギアはニュートラルにし、サイドブレーキは降ろした状態で作業するため、ジャッキスタンドで確実に車両を固定します。念のため、油圧ジャッキ等でデフ近くにあるリヤセンターのジャッキポイントに大型の油圧ジャッキを掛けておくと安全です。
ブレーキキャリパーを外して、紐や針金等で吊るしておきます。
ボールジョイント部分が見えました。ここまでは車両右側です。
こんな感じで、専用工具で抜きます。
左側のブッシュがブレーキディスクカバーに当たるので、グラインダー等で削ったほうが良さそうです。私はそのまま使いました。
この写真は車両左側です。写真右側が後部になります。
こんな感じで専用工具を使用すれば、全部バラして油圧プレスで抜かなくても取り外せます。
外した状態です。ウエスにブレーキクリーナー等を付けて、ボールジョイントが嵌まっていた穴を清掃します。
新旧比較です。今回は社外品を使用しました。付いていたボールジョイントはグラグラでしたが、新品もガッチリいうよりは少し力を入れれば動く感じです。純正品を使用したほうが良いかもしれません。
新しいボールジョイント挿入時には、ソケットをガイド代わりにします。メーカーによってソケット外形は異なりますが、36mmくらいが良さそうです。
こんな感じで挿入します。この写真は車両右側で、写真左側が後部になります。
こんな感じで挿入します。この写真は車両左側で、写真右側が後部になります。
新しいボールジョイントを挿入した状態です。前後の突き出し量が均等になるよう、専用工具で位置を調整します。
ボールジョイントをアッパーアームに接続するときは、ロアアームをジャッキで持ち上げて位置調整します。
はめ込むときは、ボールジョイント内側のブッシュ角度を、アームと同じ平行にします。
最後に元通りにボルトを填めて締め込めば完了です。
作業自体は単純ですが、専用工具や大きなソケットが必要です。
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