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No.2590 2025.8.12



BMW E46 ATサーモスタッド交換






□ 1.意外とよく壊れる

ATの冷却用サーモスタットですが、これが壊れるとエンジン系クーリングも循環できなくなるため、冷却系全体のトラブルの元となります。サーモスタット部品の構造、剛性に問題があり、サーモスタットのケース部品が樹脂製で脆く、すぐに壊れてしまいます。社外品で金属ケースの物が出てくることを期待しているのですが、今のところ登場していません。
品番は、17111437362 です。

サーモスタットの交換には、エキスパンションタンクを外す必要があります。
事前にラジエーターのドレインバルブから冷却水を抜いておきます。
ラジエータホースの上側を外します。2か所のロックレバーを上に引き抜いて、ネイルドライバー等を使用して連結部を外します。




タンク下側の水量センサのコネクタを外し、ロックレバーを外側に引いてロックを解除します。




タンクと連結しているリターンホースを外します。これもロックレバーを外側に引き抜いて、ネイルドライバー等を使用して連結部を外します。




別角度の写真です。




タンクを上に引っ張ると外れます。ビョーンと伸びているのがサーモスタットです。しっかり壊れています。




取り外したサーモスタットです。ラジオペンチ等で引っ張って取り外します。取り外し不可能な場合は、取付側のハウジングごと交換します。品番は、17111436251 です。




取付側のハウジングの状態です。ヒビ割れが入っているか確認し、状態に応じて新品に交換しましょう。




こんな感じで破損していない場合もありますが、引き抜くのは非常に困難です。




こうなっていた場合は、先にスプリングを外しておきます。




内側の樹脂の突起をラジオペンチ等で摘まんで引っ張るのですが、かなりの力がないと引き抜けません。ラスペネ等を吹き掛けると樹脂が割れてしまうため、力業でなんとかするしかありません。




社外品を使用します。残念ながら純正品でもそんなに耐久性はありません。




組み付け時は、Oリングにシリコングリスを塗っておきます。




ハウジング側は、キチンと清掃しておきましょう。
組み付け前は、ハウジング側にも薄くシリコングリスを塗っておくと効果的です。




新品のサーモスタットを組み付けた状態です。




あとはバラした逆の手順で組んで行きます。
各ホース連結部のロックピンは、確実にはめ込みます。



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