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No.2589 2025.8.12
BMW E46 サーモスタット交換
□ 1.水温上昇の定番
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定期的に壊れるサーモスタット。日本車でも車種によっては弱い部分ですが、日本車の場合は暖房が効かなくなる程度の症状で済みます。E46の場合は、水温上昇によるオーバーヒート、オーバーヒート原因のエキスパンションタンクの割れによる冷却水漏れ、オーバーヒートによるラジエーターのシーリング劣化による冷却水漏れなど、様々な冷却系トラブルの引き金となってしまします。よってレーダー探知機等で水温が確認できる状態でない場合、予防措置的な交換がおススメです。
いきなりですが、サーモスタットを外した状態です。
外したサーモスタットは、バルブのパッキン部分のゴムが変形していました。
新品のサーモスタットです。ゴムパッキン部分にシリコングリースを塗っておくと、組み付けたときにゴムがよじれて取付不良となるのを防げます。
取り付けに使うボルト、ナットは5か所です。
上側は、この2ヶ所。
下側は、この2ヶ所。
エンジンハンガー用のブラケットが邪魔なため、このナットも外します。
新しいサーモスタットを取り付けた状態です。
最近売られているアルミ製のサーモスタットですが、バリが付いている場合があるので、削って取り除く必要があります。
性能自体は樹脂製と変わりませんが、冬の高速道路で水温が上がりにくくなる場合があります。
アルミ製のサーモスタットを取り付けた状態です。新品だと綺麗に見えますが、すぐに汚れて周囲のアルミ部品と変わらない見た目になってしまいます。このレポートの写真1枚目は、サーモスタットが駄目になるまで長期間使用していた物ですので、もう一度見てみてください。
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